素材辞典

海シルト(沖縄県産クチャ)

海シルト(沖縄県産クチャ)

海シルトは、沖縄の海底に数百万年にわたって堆積した粘土鉱物が、地盤の隆起によって地表として現れてきたものです。
沖縄の本土復帰以前までは、海シルトが洗髪等の美容に広く使用されていました。
海シルトの粘土粒子の由来は遠く中国大陸のモンゴル砂漠で、偏西風に乗り沖縄の海へと飛来した黄砂が海に降り注ぎ、数百万年の間に海底に堆積したものです。
粒子の大きさが細かく揃っているのは、細かい粒子が遠くまで流れて行く原理に基づいて分別されるからです。
丁度、沖縄付近に降り落ちる粒子が粘土鉱物の粒子サイズとなって均質な粘土が出来ています。
沖縄の特定地域にしか存在しない特殊土壌から得られる海シルトは、粒子の約60%は5ミクロン以下の極めて細かい微細粒子から成り、高い吸着力と非常になめらかな感触を持っています。
皮膚表面の細部まで入り込み、不要物質に吸着して水洗いで取り除かれます。
美容効果や医療分野での有用性の高さが注目され、現在、美容・医療分野での用途開発が行われており、化粧品分野でもパック剤、石鹸類、シャンプーなどさまざまに応用されています。

※成分説明の内容は、あくまでも成分の一般的な性質を述べたものであり、製品の「はたらき」を示すものではありません。
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